コラム

台風シーズンに備えて!太陽光発電の豪雨対策を知ろう

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9月・10月はいわゆる「台風シーズン」と呼ばれる時期ですが、この時期以外にもゲリラ豪雨や予期せぬ台風は発生しています。この気象に応じて、太陽光発電システムにも大きな影響が出始めています。 そこで今回は、太陽光発電システムの豪雨・台風対策についてどのような方法や補償があるか、さらには点検やメンテナンスのポイントまで詳しくご紹介していきます。ぜひ最後までご一読下さい。

接触禁止!水没しても太陽光パネルは発電する?!

まだ記憶に新しい「令和2年7月豪雨」は、九州をはじめ日本各地に甚大な被害をもたらしました。特に太陽光発電設備は大きな水害に見舞われ、コロナ禍も重なって復旧作業の遅れが深刻な問題となっています。太陽光発電システムは水没しても発電を続ける傾向があり、一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)は次のようなガイドラインを出しています、 ・復旧作業に際してはゴム手袋やゴム長靴を使用し感電対策を取ること ・太陽光パネルが流されたり飛ばされたりした場合は、周辺にロープを張る等関係者以外が不用意に立ち入らないよう対策を講じること ・水害の際には、速やかに販売施工事業者に連絡し、対応を取ること JPEAは水害に遭っても内部の回線が生きていることがあり、不用意に触れることで感電等の可能性があることを示唆されています。 太陽光発電システムにはできるだけ接触しないこと、水害がある程度安定したら施工業者に依頼して点検することをお勧めします。

台風・豪雨による破損にはどのようなものがある?

ここではゲリラ豪雨、台風、冠水の3つの災害から具体的な破損についてご紹介いたします。

ゲリラ豪雨

近年の日本では、突然のゲリラ豪雨や雷雨が起こりやすく、さらに日本全国どの地域でも発生する危険があります。また、豪雨となると非常に激しく降るため、短時間でも床下浸水等の被害が及ぶ可能性があり非常に危険です。 太陽光発電システムでは、ゲリラ豪雨によって地盤が緩み、土壌流出(土砂崩れ)に巻き込まれるというリスクがあります。土壌流出に巻き込まれると、太陽光パネルの設置している土地ごと流されてしまいますので、全ての設備が故障する可能性も出てきます。 対策としては ・災害用の保険に加入しておく ・土壌流出の可能性が高い土地を選んでおく ・雑草を意図的に生やして土壌を強くする といった方法があげられます。

台風

台風によって被害を受けるパターンも太陽光パネル破損の大きな原因です。台風は基本的に大雨と暴風を伴うため、住宅や車等あらゆる物や人に被害を及ぼします。さらに、太陽光発電システムそのものにも破損のリスクがあります。 台風の場合は、太陽光発電システムが飛ばされるか、物が飛んできて直撃するリスクが考えられます。物が飛んできたことによるパネルへの破損だけに留まっていれば、パネル交換だけで済みます。しかし、太陽光発電が飛ばされた場合はもちろん全損となってしまいます。 また、太陽光パネルが台風によって飛ばされると、近隣の物や人に被害を与える二次被害の可能性もあります。台風等で飛ばされないように、コストを少しかけて頑丈に設置してもらうと二次被害の予防になる他、周囲に被害を与えた場合も補償してくれる賠償責任保険に入っておくといいでしょう。

冠水

大雨による冠水の場合、街ごと水没させてしまう危険性があり、対策を取ることはできません。 保険に加入することで、損失を最小限に抑えることは可能です。

太陽光発電設備が破損する前に!できる対策は?

台風や豪雨によって太陽光発電が破損してしまう可能性があるため、事前に対策をしておく必要があります。ここでは、それらの災害対策としていくつかの対策をご紹介いたします。

メーカー保証だけではなく、自然災害補償をつける

太陽光発電システムを設置すると、メーカーから保証の加入ができます。しかし、保証の適用は以下のようなものです。 ・工事後の不良による破損や雨漏り ・製造過程の不良(初期不良) つまり、メーカー保証は台風や豪雨といった自然災害の被害補償は対応していないのです。自然災害補償は「オプション」として追加しているメーカーもあります(京セラ等)が、できるだけ自身で準備した方がいいでしょう。

火災保険の適用も可能!調べておこう

太陽光発電設備が自然災害で破損した場合の補償は、保険会社の住宅火災保険や住宅総合保険で適用されます。火災保険は、火災のみに保険金を受け取れるイメージがありますが、実際は風や水害による物の破損にも適用されます。 まずはメーカー保証に自然災害補償が含まれているか確認し、なかった場合は保険の加入を検討するという流れで調べてみて下さい。

周辺環境事前調査も大切

太陽光発電の破損や故障を起こさないために、事前に設置場所や周辺の環境を確認しておくことが大切です。確認することにより、どのような被害が起きるか事前に想定できます。 例としては ・周辺の施設や人に二次被害を及ぼさないよう民家が少ない場所を選ぶ ・人通りの少ない土地を選ぶ ・屋根の上に設置する場合はできるだけ頑丈に設置しておく 等があります。 できるだけ被害の軽減に努めることで、結果的にコストの削減に繋がることもあります。 また、被害が起きることがわかれば、加入しておくべき保険も検討できます。自然災害は想定外となることが多いものの、できる限りの情報収集をしておくことが被害予防になります。

パネル破損時には廃棄処理の手続きを

太陽光発電設備が豪雨や冠水、土壌流出によって復旧困難な状態になると、解体・廃棄処分の必要性が出てきます。太陽光発電設備は、故障して廃棄処理となると「産業廃棄物」扱いとなります。そのため、必ず産業廃棄物業者に連絡し、処分を依頼しなくてはなりません。 廃棄に掛かる費用は、 ・設備の解体費用 ・撤去費用 ・廃棄処理費用 の3つを併せて20万円程度です。この金額は各業者や自治体によって変わります。 まずは各自治体に太陽光発電設備の処分や産業廃棄物の処理費について相談してみましょう。

太陽光発電設備を守るための「直前対策」も忘れず行っておこう

台風・豪雨は天気予報を観ておくことで事前に情報を仕入れることができます。また、毎年、台風や豪雨が起きやすい時期があります。もしも、お住いの地域に台風や豪雨がやってきそうであれば、直前に次のことを確認しておくのも対策となります。

設計・施行の確認

発電所の設計は強風に耐えられるよう設計されているか、またその通りに施行されているかどうかをチェックします。もし気になることが見つかった場合は遠慮無く施行した業者に確認、相談してみましょう。

メーカー保証・保険の確認、見直し

メーカーによっては台風・豪雨被害も補償対象になっている場合もあります。また火災保険、動産総合保険、賠償責任保険等に加入されている場合は、その保険のカバー範囲を確認し、不安な要素があれば保険の加入や見直しも検討しましょう。

定期的な点検・事後の点検

きちんと施行された設備でも、固定部分の緩みや歪みは生じます。それを放置しておくと、台風の風に耐えられないことも想定されます。 定期的な点検・メンテナンスは太陽光発電設備にとって非常に重要です。できれば豪雨前や台風シーズンの前後に点検できるようなスケジュールを組んでおくのも良い対策といえるでしょう。

最終チェック!点検のポイント(経済産業省より)

最後のチェックとして、経済産業省が指定している箇所をチェックしていきましょう。 1.太陽光発電設備が電気設備の技術基準に適合していることを確認すること 2.太陽光発電設備の架台や基礎等が必要な強度を有していることを確認し、また構造・強度に影響する接合部分にゆるみや錆、破損がないことを確認すること 3.太陽光パネルの架台への接合部分にゆるみや錆、破損がないことを確認すること 4.電力ケーブルやケーブルラック取り付け部分に接合部分にゆるみや破損がないことを確認すること 5.柵や塀、遠隔監視装置等が健全な状態に維持されていることを確認すること 6.設備の点検後、必要に応じて基礎のコンクリートの増し打ち、基礎・架台・太陽電池パネルの接合部補強などの飛散被害を防止する対策を行うこと 引用:経済産業省「事業用太陽電池発電設備に対する台風期前の点検強化の周知依頼について」及び「一般用太陽電池発電設備に対する台風期前の点検に係る周知について」令和2年度台風前通知文書

まとめ:これからも続く台風・豪雨には万全の対策を!

今後ゲリラ豪雨や台風といった水害はますます増えていくものと考えられています。日本の気象は年々変化を遂げていて、さらに予測できない状況が続いていくかもしれません。 太陽光発電システムは非常に便利で有効な反面、災害に遭うと二次被害を起こしやすい機器です。日頃のメンテナンスや点検、万全の対策で、できるだけ安全に乗り切っていきたいですね。
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